リアル学習指導

Tips of Studying 


 

ここでは、実力テストで400点を取るためのコツや、効果的な勉強のしかたなどについて書いています。結論を先に書くと、実力テスト200点レベルの人でも高確率で400点に到達できます。

 

わたしは中2の1学期まで勉強が大嫌いでやる気もほぼゼロ、実力テストは200点前後でした。ところが、勉強方法を工夫することにハマり、結果的に400点にたどり着きました。この経験をもとに家庭教師や塾で生徒たちに勉強を教えましたが、改善点も多く見つかりました。

 

そこで、スクールソアラをオープンしてからは、10年の年月をかけ100名以上の生徒たちに協力してもらい、各教科ごとにベストな勉強方法を確立しました。

 

このページは、一連の試行錯誤から得られた事実にもとづいて書いています。少しでも参考程度になれば幸いです。

 

 

  

  ※ 随時、加筆・追記しています。

 

 

人は正しいことではなく、好きなことを選ぶ

勉強は、努力が成果に結びつ「正しい方法」で取り組むべきですが、普通の中学生は好き嫌いが判断基準になります。そのため多くの人が②(効果あり)を避けて③(効果なし)を選びます。最初だけはプロに頼ったほうが、苦労しながら無駄に遠回りしなくて済みます。 

 

 

毎日コツコツ、は正しいか

大量の暗記を毎日少しずつ取り組むと、完成はだいぶ先です。それなら土日に1日12時間、まばたきを減らす勢いで覚えます。そうすれば月曜日から点数が上がります。点数アップしたいのは、明日か? 数カ月先か?です。

 

 

 

ノート

必ず理解できたことを書きます。理解せずに書き写すと国語の「書写」の練習になってしまい、理科や社会のチカラがつきません。理解してから書くことで理解がさらに深まります。

 

それと、ノートに書く内容は本当に必要なことだけを最低限の字数で書きます。1文字減らすと数秒短縮できるので効果絶大です。

 

「価値あるノート」は、重要ポイントだけが分かりやすく書かれていて、意外に薄いものです。

 

 

やる気が出ない その1

やる気があろうがなかろうが、とりあえずやります。惰性的な勉強でも続ければ必ず力になります。イヤイヤ始めたけどいつの間にかスイッチが入ってた、ということはよくあります。ヘタな言い訳よりもまず行動!です。

 

 

やる気が出ない その2

勉強方法が複雑だったり、やることが多すぎると挫折しますし、そもそもやる気が出ません。やる気アップには「軽薄短小な勉強」が効果的です。やるべきことを必要最小限に絞り込み、必ず優先順位をつけて取り組みます。

 

ワーク=要点集

どの問題集にも書かれていることが重要ポイントであり、そうでなければ不要と判断します。

 

 

使いは2通り

7割以上解けるときは、ミスった問題に印をつけてやり直します。7割未満しか解けないときは、問題と正解をひたすら覚えます。正解が理解できないときは解説を読みます。それでも?なら教科書を読み、最後には友だちや先生も巻き込み、それでも?なら、捨てます。

 

 

解けないとき

問題を読み終えてから30秒経っても解けないときは、解く力がないと判断して、すぐに正解と解説を見ます。「なんだ、そうか!」と理解できれば、次からは正解できます。「時間をかければ解ける!」という固執は、「時間内に解き終わらない....」という惨事を引き起こします。

 

 

実力テストの大問ごとに解説します。

 

大問1 漢字

「書き」は些細なミスでもバツになるので3問正解で十分。「読み」は全問正解を目指します。漢字の読み書きは後述する「暗記書写」が効果的です。

 

大問1 小問集合(総合問題)

文法や敬語などの小問集合は、配点が低い割に出題範囲が広く労力対効果が低いので、手持ちの問題集や過去問をやっておけば十分です。

 

大問2 古典

歴史的仮名遣いは必ずできるようにします。古典は話者が分かりにくいので、誰が誰に対して話しているのか把握します。

 

大問3・4 長文読解

配点が40点ほどあり、得点アップの重要ポイントです。長文読解は同じ文章が再出題されないので、初めて見る問題が解けるように日頃から長文の読み書き練習で慣れておきます。それには「暗記書写」が効果的です。

 

作文

作文は、20点の配点のうち16点以上を目指す。設問が数パターンしかないので、それぞれにテンプレート的な書き方を覚えておくと上手くいきます。

 

 

 

覚えるべき要点が多いので、地歴公で異なった暗記方法を使い分けます。歴史は古→新に向かって縦に覚えるので「縦型暗記、地理は平面上の広がりを利用した「横型暗記」、公民は独立した分野を個別に覚える「分野別暗記」です。

 

歴史

まずは時代名、次に各時代ごとの登場人物、その次に登場人物に関連する出来事、最後にその他・・・という順番で段階的に覚えます。古代から江戸時代までは覚えやすいので、まずは優先的に取り組みます。

 

明治維新以降は覚えにくくなるので、4つの世界大戦を基準にして前後関係で覚えると上手くいきます。いずれの大戦も、きっかけ・本戦・講和条約をセットで覚えます。

 

地理

まず各地域名を覚えますが、1年生は「州」ごと、2年生は「地域区分」ごとです。次に、それぞれの地域ごとに、地形・気候+第1次産業(農林水産業)、第2次産業(工業・製造業)、その他の順で覚えます。白地図を使って位置関係や分布をイメージ的に覚えると良いです。

 

公民

経済、憲法、裁判、政治、選挙、地方自治などの分野に分かれるので、好きなところから一点集中で覚えます。文字を書くのに時間がかかる人は、教科書ワークや市販本の「一問一答」などを利用したほうが労力が少なく効率的です。

 

 

 

数学=暗記教科

数学は、完璧に暗記教科。基本計算はもちろん、文章問題も図形問題も例外ではありません。また、数学の暗記はすべての要点を完璧に覚えないと、ひとつの暗記不良が広範囲な被害につながるので要注意です。ここが社会や理科の暗記とは大きく異ります。

 

数学の最大の問題は、暗記すべき要点が教科書に書かれておらず、ほとんどの先生方が気づかないことです。このため、数学が苦手な人は、同じような数学苦手から回復できた先生に教えてもらうことで急回復できます。

 

数学には、生徒の学力が先生の教え方に大きく左右される特性があります。

 

 

 

動画的暗記を

理科の要点では、「変化」や「移動」をともなうことがよくあります。ですので、重要ポイントを文字ではなく、「動画的なイメージ」で覚えます。語句を修正液などで消して虫食いにした図表をノートに貼り、そのとなりに語句を書くワークブック的なまとめ方がお勧めです。

 

理科では計算問題が出されますが、そのほとんどは「比」を使った、A:B=X:D→BX=AD→X=AD/Bの計算方法で解けるので、決して難しくありません。

 

 

 

 

やるべきことは1つ

コミュニケーションツールではなく、単に「実力テストで80点以上取る」 ことに限定すれば、やるべきことは「和文英訳」だけです。日本語と英語で異なる点は「単語」と「語順」だけで、しかも英文の語順はたった1つしかありません。「語順公式」としてすぐに覚えられます。

  

 

単語を覚える

単語の暗記は、先に「フォニックス」を30個ほど覚えてから始めると、読みで苦労することが減って作業効率が抜群に良くなります。単語はトータルで2,000〜3,000語ほど必要になりますが、「英単語1200」など品詞別に分かれている市販の単語本が良いです。数が少なく重要性が高い助動詞と動詞を優先的に覚えると点数アップが早いです。

 

 

リスニング対策

リスニング力は、自分のスピーキング力を向上させると、少し遅れて上がってきます。スピーキングの速度と発音を向上させることが効果的なをリスニング対策になります。スピーキング練習は、日本語で意味が書かれている原稿が手元にあることが大前提です。意味があやふやな文で練習しても効果が薄いです。CDなどの音源を使って、自分の発音とスピードがCD並みになるまで練習を繰り返すことで、リスニング力が体感できるほど上がります。たとえば、

What are they talking about?(ホワット アー ゼイ トーキング アバウト)は、「ワダデイ トーキンガバウ(ト)」という感じで言えるようにします。

 

 

 

長文読解

英文は、ある程度区切って解釈しないと理解できませんが、細かく区切りすぎると余計に分からなくなります。「語順公式」に当てはめながら、〜は、〜する、〜をという具合に先頭(左)から後ろ(右)へ向かって読み、前後に行き来しないようにします。意味のまとまりを頭の中に記憶しながら読み続けられることが到達目標です。